花巴の原点でもある火入酒です。
酵母無添加のお酒を山廃にて最初に仕込んだのが2005BY(平成17BY)でした。
現在ではすべてのお酒が酵母無添加になりましたが、ずっと伝えてゆきたい味わいがこのお酒となります。
山廃製法の発酵力や強さを感じる酸は、「発酵=保存性を高める」という側面を解釈した花巴の酒造りの原点で、“熟成”というお酒の変化を味方にするためには欠かせない要素となっております。
それは、琺瑯(ホーロー)タンクにて温度管理をおこなわないため、醸造年度・仕込時期ごとの気候により発酵の強弱があります。
発酵が強いときは保存性が高まり、長い熟成期間を必要とします。逆に弱い時は穏やかで優しい酸となる為、期間は短くて済みます。
つまり、奈良吉野の醸造年度・仕込時期ごとの気候が酒質に素直に反映してしまうことによる差異を熟成期間で調整し安定させております。
これら熟成・調熟は毎年の気候の変化、米の出来具合に蔵として対応してゆく、農と寄り添うための技術と考えております。
火入
火入処理を行った後、自然貯蔵を経て出荷されます。
※貯蔵温度をコントロールせず、季節の移ろいに委ねて熟成を進めております。
季節という温度の高低を利用した熟成法のため仕込年度・熟成年月による変化があります。
生酒よりもまろやかで落ち着きがあり果実感が少なくなるのが特徴です。
販売価格 720ml ¥1,650(税込)
火入熟成
3年以上の自然貯蔵による熟成期間を経て出荷しております。
※貯蔵温度をコントロールせず、季節の移ろいに委ねて熟成を進めております。
醸造した年度によっては、長期熟成によりさらに奥深く味わいが整うため熟成期間を設けて出荷している商品です。熟成感と共にお酒の奥深いうまみが堪能できるのが特徴です。
販売価格 720ml ¥1,870(税込)
※お近くに花巴取扱い店がない場合はお手数ではございますがご連絡ください。