Sake brewed by Miyoshino Brewery
美吉野醸造の醸す酒
変わるもの 変わらないもの
世の中に変わらないものはありません。
山や川や人も少しずつ変わりながら土地に根付いています。
その土地から育まれる米もまた変わります。
その米から醸される日本酒もまた、風土に寄り添えば寄り添うほどに、年々、日々変わるものです。
その「変わる」を加味して醸すお酒が花巴です。
変わらないものもあります。
吉野の地の「あたりまえ」に向き合い醸すことで、多種多様な味わいの中にも統一感がおのずと生まれます。
その統一感が「らしさ」を生み、変わらない雰囲気になるのです。
吉野の山紫水明を見るように、味わう人それぞれが、自由に感じるままに愉しんでいただけましたら幸いです。
一般的な分類だけに縛られない酒造り
お酒の分類は純米酒、純米吟醸、純米大吟というように、精米歩合による分類分けと、山田錦や雄町などの酒米の品種によってわけることが一般的です。
また、酵母菌の種類による分類、たとえば香りを出す酵母菌、酸を出す酵母菌、など酵母菌の種類を変えることによって味わいを変えている醸造所や蔵も多いと思います。
美吉野醸造では、そういった一般的な分類にとらわれずに、「質感と味わい」を重要視しながら商品カテゴリーを分けています。
土地の資源を活かす酒造り
3種類の酒母を造り分け、酵母無添加での酒造りを行うのも質感・雰囲気を大切にするためです。季節の温度、湿度、吉野の風土を取り入れ、その土地の資源を活用しながら、持続可能は酒造りに取り組んでいます。
※2017醸造年度より弊蔵のすべての酒を酵母無添加で製造しています。