清酒花巴の蒸しについて

はじめ良ければすべてよし

昔ながらの甑で米を蒸す

洗米

さらに、水を含ませた米を一晩水切りし、蒸す少し前に甑(こしき)といわれる蒸し器に入れ、1時間ほど蒸します。

花巴ではすべての酒造りに、酒米である山田錦の性質を最大限に引き出すため、甑による蒸しを行っております。 蒸しあがり間際になると、甘い米の香りが蔵内に立ち込めます。

粘りが少なく、ふっくらとした蒸し上がりなら、あとの工程がスムーズに行えるためよい お酒を造れる条件が整うことになります。

これらは米の性質による影響が大きいのですが、最初にきちんと準備を整えておくことがお酒造りで大切です。

 

手作業で蒸したお米を掘り出します現在はボイラーがあり一定の火力を安定して出せるので非常に蒸し上がりが安定しております。 しかし、昔は薪を使用して米を蒸しておりましたので、火力が安定せず蒸し加減が難しく時間がかかっていたと思われます。

蔵の煙突はそのときの名残です。